デザイン会社の代表取締役が隣の席に!
どうも、上かるびです。
先日弊社に、お世話になっているデザイン会社さんの代表取締役(40代男性・弊社の社長と仲良し)が来社されました。(今まで何度も来ているので特別緊張とかはせず「こんにちは~」というラフな感じ)
来社した要件はこれから話すこととは別だったのですが、ちょうど弊社のWebデザイナー(新人/私の隣の席)が制作中のバナーがパッとせず悩んでいたところ、弊社の社長が相談したら「ちょっと見せてみて」と言ってふらっと寄ってきてくださいました。
そして徐に私の隣の席に座り、作業し始めました。

カタカタ…(やっべー!マジか!一流の作業を隣で見ることができるなんて!)

「あっこれフォトショかー。イラレある?」

「Windowsだとショートカットキー分かんない(笑)」
…そんなこんなで、結局弊社のWebデザイナーの子に操作は任せて、後ろから指示を出す形に。
たった5分で劇的ビフォーアフター
そこから時間にして5~10分程度だったと思いますが、あっという間に見やすくて目を引くバナーへと変化していきました。。。
その間、弊社の社長も一緒に見ていたのですが、私も手を止めてずっと見入っていました。
一流デザイナーのバナー制作を隣で見て学べた3つのこと
デザイン会社の代表さんが指示・アドバイスしたことをまとめました。
フォントの斜め(イタリック)は安っぽくなる
使いどころによると思いますが、ベースとしてイタリックは安っぽい印象を与えてしまうそうです。

販促とかそういうイメージに結びついてしまうからかな?理由を聞きたかった…!
字詰めは声に出して整える

これは俺のやり方なんだけど…
字と字の間のスペースは、言葉(頭の中)で言ってみて考えるという方法があるそう。
これを口に出して言ってみると、恐らく少し早口で言いたい言葉ですよね。
ゆる~く、「せんちゃく ひゃくめいさま げんてい」みたいに言う言葉ではないですよね。
このように、実際に言葉で言ってみて(頭の中で言ってみて)、早口や力強い言葉なら字詰めは狭く、ゆっくりな口調や優しい言葉なら字詰めは広くする、というやり方を代表さんはやっているそうです。
「誰に伝えたいか」が大事
そのバナーでは日付の部分をFri.みたいに英語にしていたのですが、突如、

これを見るお客さんって若い子が多いですか?
と、弊社の社長に質問していました。ターゲットとしては中高年が多いと伝えると、「じゃあここは普通に漢字で(金)にしましょう。そっちの方がおばちゃん達は分かりやすいので。」とのこと。
やはり一流の方でも、ターゲットやペルソナなどWebデザインの根本的な部分も大事にしているのだと感じました。
胸に突き刺さるプロフェッショナルの名言
一通り修正を終えると弊社社長が「ありがとうー!良かったね、▲▲さん(弊社新人Webデザイナー)。いやー、こんなに教えてもらってよかったのかしら!?笑」と言うと、

大丈夫ですよ。(僕のスキルは)盗めないんで(笑)
※ここで脳内でプロフェッショナル仕事の流儀のBGMが流れる

(かっけーーーーーーーーーーーーー!!!!!)
いやホントしびれましたね…。
男が男に惚れる瞬間でした…。
そのデザイン会社代表さんとは前に一度、合同の忘年会で隣の席で話したこともあって好意的だったのですが、この件で完全に”ファン”になりましたね。
ちなみにこちらの代表さんは「10代の頃からデザインしているので…」と言っていたので、歴でいうと30年近くですね。経験も大事なのですね。
まとめ
なんかの本にも書いてありましたが、「一流に触れる」ってことは本当に良い刺激になりますね。
それに加えて、Web業界はスキルの世界とはいえ、なんだかんだこういう「教える」というかフィードバックの機会って大事なんだなと感じました。
私はありがたいことに、Twitterで知り合った方に教えていただいくことが出来ていますが、職場(できれば隣の席)に質問できる同僚やフィードバックがもらえる先輩がいる環境がベターだと感じました。
デザインだと特にそれが顕著ですよね。フィードバックがないとただの自己満になってしまいます。
一流に触れられる・質問できる環境、この2点を考えると益々転職したいという思いが強くなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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