中途採用・業界未経験の特徴
中途採用だと社会人経験がある分、社会人として一定の事務・連絡スキルが求められます。
業界未経験での採用でも似た部分があり、採用側はスキルよりも人間性を求める傾向があります。
数ヶ月前に新しくWebデザイナー兼コーダーさんが入社し、私が面倒を見る中でいろいろ感じたので、今回はWebデザイナー/コーダーの新入社員(中途採用や業界未経験)に対して期待する3つのスキルについてまとめました。
新入社員(中途採用や業界未経験)に対して期待する3つのスキル
具体的なことから抽象的なことまで幅広くまとめました。
チャットツール(社内ツール)の活用力
どこの会社でも使っているであろう、チャットツール。
私は前職の教師の時にこれが無かったので、最初は探り探りの状態でした…。

チャットもコミュニケーションの一つなので、お互いにイライラせずスムーズなやりとりになる使い方や心がけができるとGood。
新人さんは以下の3つのことを心がけるとスムーズに馴染んでいけると思います。
【チャットツールの心得①】サイトや制作物に関する連絡ではURLやデータも載せる
URLだけでなくデータなども同じで、例えば指示書やデザインカンプのある修正であればURLに加えてデータを添付することで、“先輩が自分の指示書やデザインカンプを開き直す”という手間が省くことができます。

イラレやフォトショなどデータが大きすぎる場合は、デザインカンプの一部を自分でチョロっとスクショしたり、一部だけ別ファイルにしたりしてURLと一緒に載せてくれると助かるぜ!
タイムラインが流れてURLがすぐに見れない場合や、何日か経ってからの連絡の場合は必ずURLやデータを載せるようにしましょう。
【チャットツールの心得②】レスポンスはなる早で
「先に言えば報告、後から言えば言い訳」。
これは教師時代のときに某校長から言われた言葉です。
先輩や先方から「〇〇の件、どうなってますか?」と先手を打たれると何かと後で不利になります。
また何かしらのレスポンスをしないと「確認したのかな?」と、相手を不安にさせてしまいます。

実は後輩ちゃんの初案件の際、先方から再修正がときに後輩ちゃんに指示を投げたのですが、しばらくたってもスタンプや返信がありませんでした。
その後さりげなく何通か送ってみましたがレスポンスがなかったので、直接話しかけて「〇〇の修正、大丈夫そうですか?」と聞いたら、「すみません、見ていませんでした…。」とのこと。
幸い修正は間に合いましたが、さすがにちょっと焦りました…。
【チャットツールの心得③】わかりやすく伝える(結論を先に言う・一文を長くし過ぎない)
中途採用で20代後半~などある程度年齢を重ねていると、文章力を指摘してくれる人はいません。
単純に再確認されたり、陰で「〇〇さんの文章わかりにくいんだよな~」と思われたりします。
伝え方が不十分だと相手にストレスを与えたり、場合によっては違う認識で仕事が進んでしまったりします。結果的に、迷惑をかけたり自分が苦しくなったります。
私も他人にどうこう言えるほど伝える力はないですが、文章のコミュニケーションでは以下のことを心がけています。

トップページなんですが、先ほど社内で見ていたところ、アンドロイドを使っている人のページが変な感じになっていまして、でも私のスマホだと大丈夫でして、これを直して欲しいのと、あと私のスマホだとフッターの画像が消えてしまっているので、これも直して欲しいです!
ちなみにジョーカルビーのサイトのことです!
よろしくお願いします。

ジョーカルビーサイトのトップページについて2点修正をお願いします。
①アンドロイドで表示した際に〇〇の箇所が崩れています。(スクショ添付)
②スマホ表示でフッターの画像が消えています。(iphone8,10で確認)
よろしくお願いします。
自分の力で進める自走力
よくTwitterや転職サイトなどでも「自走」という言葉を見かけます。
「自走」と言われて具体的にできることはいくつかあげられますが、業界未経験であれば以下の点に注力するのがおすすめです。
ある程度調べてから尋ねる(社内のことはすぐに尋ねる)
先輩として分からないことはどんどん聞いて欲しいのですが、ググればわかるようなことは自分で調べて欲しいというのが本音です。
私も入社したての頃は「こんなこと聞いたらアホだと思われるかも…。」という思いがあって、中々質問できない時がありました。
できる仕事がないか率先して尋ねる
先輩も仕事をしているので、時に後輩への指示が遅れてしまうこともあります。
私も自分が手一杯すぎて後輩ちゃんをほったらかしにしてしまったことがありました(ごめんなさい)。
このような積極性があるとありがたいです。
受容力と柔軟性
社会人経験を積むと、自分なりの仕事の進め方などが身についてきます。
これは“成長”なので誇らしく、喜ばしいことですが、一方で自分のやり方に固執してしまうと柔軟な対応ができなくなる、という側面もあります。
具体的には以下の資質・スタンスを持っていると助かります。
まずは指示された方法でやる(すぐ反論しない)
まずは何でも受け入れる受容力があると助かります。
何かを指示、連絡した時の第一声が「でも、」「いや、」などの否定語だと、ちょっと嫌になります。プライドが高い先輩であれば「ちっ、もうコイツには適当に教えりゃいいや…」なんてことも。
精神が図太い人は気にならないんでしょうけど、私のようにピュアピュアなガラスのハートの人間は、否定されるとすぐに傷つきます。
改善点はどんどん提案する
良いアイデアや効率化が実現できれば会社の成長につながりますし、提案した自分の評価もあがります。
まとめ
Web業界は中途採用や業界未経験での採用が多い気がします。
自分をアピールし、評価をあげるために今回ご紹介したことを参考にしてみてください。
具体的にできることを改めてまとめておきます。
よき会社でよきWeb業務を!
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