Webデザイナー/コーダーの採用担当になって分かった「採用される人の共通点」と「自分の力ではどうにもできないこと」

採用する側
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採用担当は「一緒に働く人」を採用している

どうも、上かるびです。

会社の採用担当の一人になってから、半年ほど経ちました。
とはいえ今の会社は少人数なので、消去法で採用担当になったと言ったほうが正しいかもしれません(;^ω^)

望んでこの役職になったわけではないですが、担当になった以上、同じ空間で一緒に働く人を採用するわけなので、
「変な人、自分とは合わなそうな人とは働きたくない。一緒に働きたい人を採用したい」
という思いを持って、それなりに書類選考や面接に臨んでいきました。

担当になってからWebデザイナーさんを3人ほど採用したのですが(事務や別チームの人は除く)、採用される人には何か共通点があるのではないかと思い、今回記事にまとめました。

私も含め転職活動をされている方にとって有益な情報になれば幸いです。

なおWeb業界でのお話なので、別業種の方はあまり参考にされない方がよいかと。

採用される人の共通点

書類選考と面接では応募者を見る観点が大きく変わるので分けてまとめました。

今回あげた項目は面接後に他の採用担当・社長と検討した際の「〇〇だから良いのでは」「▲▲だから不採用で」などの評価を思い出してまとめたものです。

書類選考を通過する人の共通点

  • 志望動機が明確
    「~は嫌だと思い…」などのマイナスより「~したい」などのプラスの方が好印象。
    何か1つでも弊社だからこそ志望した理由があると好印象です。

    (例:医療関係のクライアントを扱う制作会社→元々医療関係で働いていた、など。)
  • ポートフォリオがしっかりしている
    顔写真が載っていると好印象。
    (容姿の良し悪しは関係なく信頼性の観点から。人間はよく知らない相手には感情移入しににくいです。)
  • 職歴が怪しくない
    1年でめちゃくちゃ転職している、空白の5年間がある、などは怖い。(何か理由がある場合は書いた方がよいです。)

面接で採用される人の共通点

  • 社会人としてのマナーが最低限できている
    第一印象はめちゃくちゃ大事。(以前、入室した時に座ったまま「どうも」と言ってた人がいた。もちろん不採用。)
  • 転職するための努力が「形」として分かる(口だけじゃない)
    趣味でデザインしたものがある、スクールの課題などではなく自分でコーディングしている、など。それを面接のときにパッと見せられたらベターかと。
    (デザインなら紙、コーディングならQRコードなどですぐにサイトを見られると気が利くな~と感じる。)
  • 質問に対して正しく答えている
    優しい採用担当であれば、もし質問に対する答えになっていない場合に聞き返したり、言い方を変えて質問し直したりしますが、正しく答えられないのは印象良くないです。コミュニケーション能力が疑われてしまいます。

    緊張していると正対して答えるのが難しいかもしれませんが、経験上、”自分がアピールしたいこと”を優先して考えているとそうなりやすいので、”相手が何を知りたいか”を意識して会話するとスムーズになる気がします。

    (例)
    Q「数あるWeb会社でなぜ弊社を志望したのですか?」
    A「昔からものづくりなどが好きでWebの仕事をやりたいと思ったからです。」←それなら弊社じゃなくてもいいよね。
  • 表情が豊か
    例えば趣味や好きなことの話など、和やかな余談をしている時に笑顔を見せてくれると、安心します。逆に終始、まったく表情が変わらない人は怖いです。(この観点は会社の雰囲気によるかと。)

自分の力ではどうにもできないことがある

ポートフォリオを作成したり、質問の答えを考えたりと、自分の努力次第で変えられることがある一方で、転職(面接)では「自分の力ではどうにもできないこと」があると考えています。

このことを理解していると、たとえ不採用になったとしても自分のことを責めることなく、気持ちが少し楽になるのではないかと思います。

下記の項目は会社によってはもちろん、大企業なのか中小企業なのかによっても変わってきます。
今回は私の場合(中小企業)の場合です。
  • タイミングと求める人材
    今の会社の場合は、新しいサービスや事業が始まるタイミングで忙しくなってきたから雇うことになりました。

    例えば紙もののサービスが増えるとしたら、デザインに強いWebデザイナーさんを雇いたいですよね。

    また会社の採用情報に「Webデザイナー募集」などと書いていたとしても、「いい人がいれば雇いたいけど、今はそこまで必要じゃない」という場合もあります。(マッチングアプリの「話が合えば会いたい」的な(違う))

    その点で考えると転職サイトなどを活用するのは良いかと思います。(転職サイトは求人を出すのに企業側もお金を払うため、それなりに募集意欲が高い。)

    このタイミングについては「ご縁」だと考えています。

  • 会った時の雰囲気や性格
    採用担当も人間ですので、当然、相性の良し悪しが介入してきます。
    求めるスキルが十分あったとしても、面接後に「なんかちょっと…。」ということが過去何回かありました。

    採用したあとに人間関係でトラブルが増えたら、そのマネジメントに注力したり、ストレスが増えたりして、仕事の効率が悪くなる可能性があります。それを防ぐのも採用担当の仕事だと考えています。

    私の会社ではよく「苦手なタイプの人はいますか?」という質問をして探るようにしています。

    Twitterでも「結局は性格がいい人を雇えばいい」というツイートを見かけましたが、それはあながち間違っていないのかもしれません。ショックといえばショックかもしれませんが、スキルが十分あるのに落ちた場合は、
    「その時の採用担当の人との相性が合わなかっただけ」
    「入ったとしても人間関係のストレスで悩まされてた」
    などと正当化すれば気持ちが楽になるかなと思います。

Web業界の採用状況

説明

現在コロナウイルスの影響で雇用が減っているという話がありますが、Web業界においては逆に増えているのではないかと感じます。

私も含め、転職活動中のみなさんが自分に合った働きやすい会社に入れることを願います。

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